TRAKTOR PRO Plusをサブスクライブ(年間購入)してみた

Native Instrumentsサイトより

Traktor Pro Plusということで、rekordbox djやSerato DJにもAdd-onでの機能追加等があり、いずれも追加で入れていた事があったのですが、今回Naitive Instruments Traktor Proにも似たようなTraktor Pro PlusがReleaseされたようなので早速インストールと使ってみた。
内容は個人の所感と私はYearlyでSubscribeしたのでMonthlyだと違う場合もあるかもしれない。


追加される機能

現時点(2022/8/18)でのPro PlusをSubscribeした際の追加機能は以下。

Native Instrumentsサイトより

808タイプのkick, Hi-Hat, Clap等を鳴らす事の出来るPattern PlayerとLmiter Optionで使えるLimiter TypeでiZotope Ozone仕様のMaximizerが使用できる。なお、年間契約でSubscribeすると、Beatport / Beatsource Streaming Advancedの3カ月無料アクセスが付くとの事。

BeatportのAdvancedはBitrateが128kだと思うので現場利用には微妙かもしれない。
個人的にはTidalに対応してほしいと思ったり。Serato DJはTidalに対応している。

ちなみに対応OSはMacだとMojave(macOS 10.14)以上が必要でWindowsは10, 11が対応のようだ。

この時点では2つの機能追加のみだが、今後以下の機能追加等も予定されてるらしい。
以下のRELEASED IN V. 3.6.0以外のPLUSアイコンが付いてるのが今後Plusに追加される物と思われる。

Native Instrumentsサイトより


Plan

PlanはMonthlyとYearlyの2つ(2022/9/1まではYearlyはIntro Price!!)
YearlyでSubscribeすると無料トライアルにはならない気がしたので、最初はMonthlyのほうが良いのかもしれない。(途中でYearlyに移行も恐らくできるのではないかと思う…)

Native Instrumentsサイトより

インストール

自分はインストールに何故か迷ってしまったのでメモしておく。
Native Instruments系のVSTとかも持ってはいたのですが、いつの間にか Native Instrumentsの管理アプリがNative Access 2になっていたらしく、これが無いと今回のSubscriptionの適用ができない。
Traktor自身はNative Access 1でもインストールや更新ができてしまうので、公式サイトとかをよく読まない人は注意が必要かもしれない。
また、自分の環境問題だと思うが、Traktor Update後にエラーで落ちで起動できなかったが、旧バージョンを一度起動した後に最新バージョンを起動したら起動できるようになった。原因は不明。(macOS)

Native Instrumentsサイトより

機能を試す

Beatport Streaming Trial Codeについて

YearlyのPlanで獲得できる3カ月無料はRedeemが送られてくるらしいが到着してないのでサポートに連絡中である。

*8/29追記
サポートに問合せたところ、別のメールで3ヶ月無料トライアルのRedeem codeが書かれたメールが来ていたので、今後もTraktor Pro Plusを購入した時点でメールで来ると思われる。
なお、私はせっかく入手したものの前回色々と試したタイミングでBeatport Streamingの購入をしてしまったらしく、Redeem codeを使うタイミングを無くしてしまったので操作には気を付けよう。

*9/1追記
Beatport Streaming自体は3.6からの追加された機能ではないので、Trial Codeについての記事内容に変更しました。

Subscriptionのunlock

Traktor Pro 3.6をインストール後に設定画面を開くと項目が増えているので確認する。
StatusがSubscribedになっていれば、Native Access 2からのインストールも成功していてTraktor Pro Plusも有効になっている。
一度認証を行えば以降はオフラインでも問題ないとの事。
画面例はリスニング用のWindowsから拝借してるが、macOSも同様だったと記憶している。

Ozone Maximizer

設定としては、まずmixerからLimiterを有効にして、Limiter TypeからOzoneを選択する必要がある。

ちなみに、Internalの人はInternal Mixing Modeの項目から、Externalでパラアウト等してる人はExternal mixing Modeの項目から有効にしないと、Ozone Miximizerの項目が有効にならない。
項目自体がOutpu Rouringの設定と連動しているらしい。

MaximizeのレベルはOzone Miximizerの設定画面からおこなう。
ジャンルやマスタリングやミックス状況にもよるとは思うので、予め探る感じが良さそう。
古いレコードをデジタル化して扱ってる場合には嬉しい感じはあるが、その音源を軸にThresholdを設定すると、最近の音圧が高い楽曲を再生した場合に音が潰れ過ぎてしまうので注意が必要。
とりあえず初期値の-3.0dB位が良いのかもしれない。Headroomも関係してくると思うが自分はHeadroomを-3.0dBで前から使ってるので、そのままテスト中。
個人的にはリアルタイムでThreshold変えられる様にMixerパネルにノブとかあるとコントロールしやすいかなと思ったり。(midiコンアサインとかでできるのかな?)

Pattern Player

エフェクトの横のEffect番号である”1…”の部分を選択すると、Group, SingleのほかにPattern Playerが存在しているので選択する。

Pattern Playerを選択するとこのような緑な感じになり、BPMについてはMasterトラックに追従っした状態で音色を鳴らすことができる。
音源のアウトプットアサインについては、Effectチャンネルの選択と一緒で、FX上の1とか2でアサインしていく形、1つのPlayerでレイヤーしていくことはできないので、Playerを複数使ってレイヤリングする事は可能。またトラックが流れて無くてもアサインしたチャンネルから音を出すことができるので、4Deckとかで空きのチャンネルにアサインして使うとかのがモニタリングしながら足していけるので良い感じ。

音色については、Kick, Clave, Snare, Clap, Close Hi-Hat, Open Hi-Hat, Shake, Ride。
パターンについてはPresetされたものを3つのツマミの一番左のノブで選ぶ事になる。
真ん中のノブはPich、一番右がDecayとなっている。
PREV, NEXTで音色の切り替えを行う。DUCKはアサインしたチャンネルで再生されている曲に対してDuckingがかかるようだ。


ということで、現時点で有効化されている機能について、有効化したりする方法をご紹介してみた。
多分3.6に対応したマニュアルもそのうちにでると思うので、出たらそちらを読みましょう!

また、ベータテストとかもあるようなのでコミュニティをチェックしていると新しい機能を期限付きで試せるチャンスもあるようなので、早くテストしたい人とかは公式のBeta Areaのコミュニティをチェックしてみるのも良いと思う。

Beatport Streamingのみ試せなかったので、試せるようになったら更新したいと思います。
(コミュニティのSSOにすらログインができなくなった…)

それでは良きTraktor Lifeを。